「朝イチで受付したのに、呼ばれたのはお昼過ぎ…」
地方に住む子育て世代の多くが、一度はこんな経験をしているのではないでしょうか。
私の住む町には、小児科がたったの1件しかありません。風邪の流行る季節ともなれば、受付の時点で「2〜3時間待ち」は当たり前。
予約も取ろうにも2日後でないと予約パンパン。2日後までしか予約はできないので、空きゼロ。
子どもを連れて何時間も待つのはつらいし、受診の度に有給を使って有給がない!!
私も有給20日付与されて、半年で使いきりました。。。
こんな時間の使い方バカくさい。
予約でスムーズに進む地域もあるのに、なんだこの無駄な時間は。
子育て世代に時間はない!!!
ということで気になっていたオンラインドクター。
今回は、私が実際に使ってみた2つのオンライン診療サービスを比較しながら、「どこまで使えるの?」「田舎でも便利なの?」といったリアルな感想をお届けします。
私が子供に利用したオンラインドクターが
ファストドクター、キッズドクター
比較項目 | ファストドクター | キッズドクター |
---|---|---|
診察時間 | 24時間365日対応。 | 平日:6:00〜16:00/18:00〜24:00 土曜:10:00〜24:00 日祝:8:00〜24:00 |
対象年齢 | 小児から高齢者まで | 主に0〜15歳の子どもに特化 |
診療科目 | 内科、小児科、皮膚科、心療内科など幅広い診療科目に対応。 | 小児科 |
料金 | 健康保険・子ども医療費助成適用。 システム利用料:330円(税込)。 | 健康保険・子ども医療費助成適用。 |
ファストドクター | キッズドクター |
これどちらも全国対応で、お薬は指定の薬局、いつもの薬局から受け取りができるんです。
お薬手帳や保険証の提出もあるので、安心して利用できます。
めちゃめちゃ便利じゃありませんか????
使わない手ある?????
では実際2つを使ってみての感想です。
ファストドクター
【うちの子の場合の受診理由】
長女が学校の校庭で盛大に転びまして、
直径7cmぐらいの大きさの擦り傷と、その下にザザザと長さ15cmぐらいの切り傷を作って帰ってきました。
(盛大に転びすぎてない?笑)
まぁ大丈夫だろうと様子を見ていたら次の日、膿がすごいことになっていて、
それでも私は自然治癒派なのですが、義母にばい菌入ったら大変だよ!とアドバイスされたので。
皮膚科があるファストドクターに。
メリット
- 診察までのおよその時間がわかるのが、便利!
- アプリのインストールがなくても予約できて、予約までスムーズ!
- 診療科目が多いから、専門的なところを相談できる!
ホームページ開くだけ、開いてみて?もう診察までの目安時間かいてる!
ほんでもう、「お申し込みはこちら」からの進んであとは、手順通りに進むだけ!
アプリとかインストール必要がなく、すーぐ予約できちゃう!
デメリット
- 診察で何かトラブル(入室しても診察が開始されない等)があった場合、連絡方法がない。電話を待つしかない。
- 診察までが機械的。
- システム料が330円(税込)かかる
アプリをインストールすればそんなことないのかもしれないですが、ホームページ上での予約診察だとそうでした。
うまく入室できなかったときは電話きますが。
そして、診察料金、薬代は健康保険と、医療助成費用対象なのですがシステム料金は実費です。
受診してみての感想
ものすごい、丁寧に薬の使い方や処置方法を教えてくださいました。
膿で受診するって自分自身もしたことがないので、そのままにしておくのがベストと思っていたのですが、
できるだけ剥がしてくださいと。
抗生物質と塗り薬を処方され、当たり前ですが問題ない処方だと思います(誰?)
これで塗り薬だけとかであれば、え?って思いますが、抗生物質の処方日数も長すぎず5日で、安心しました。
しかもなんたって私が仕事終わって、夜ご飯中に予約して、お風呂上がりに受診できるという。最高!
その辺の医学情報が遅れをとっている高齢の田舎の病院よりずっと安心だと思います。
いまだにちょっとの下痢で下痢止めや、ただの風邪で抗生物質出す小児科がありますから。
キッズドクター
【うちの子の場合の受診理由】
うちの長男くん、お腹が弱くて。整腸剤だけが欲しいんです。とか
ちょっと風邪ひいて鼻水が〜、咳が〜という一般的なやつです。
喉痛がっているから、とんぷくが手元にないし、常備しておく頓服がほしかったんです。
メリット
- 看護師による無料チャットサービスがあり、受診後も利用できる
- 小児科に特化しているため安心して受診できる
このチャット自動かと思いきや、手動での返信もしていて、何を聞いてもしっかり丁寧に返答してくださるので、初めての方も安心です。そして受診後、その後どうですか?というチャットもくれます。(優しさにうるっ)
以前GW中で薬局がお休みなのを気づいて、薬局を変更するかご連絡をくれまして、夜でしたが普通に対応してくれました。
デメリット
- 待ち人数はわかるが、待ち時間がわからない。
- 受診にアプリのインストールが必要
- 領収書発行までに時間がかかる
まぁ目安1人5分だとしても、5人待ってて25分とかなので、それぐらいかな〜と予想するしかないです。
受診のためにアプリをインストールしないといけない。ちょっと始めずらいですよね。
でも安心してください、インストールして大丈夫です。めっちゃいいです。何回も使います。
ファストドクターはすーぐ領収書きましたが、GW中に受診した領収書は1ヶ月ぐらいかかったような気がします。
使い分けについて
我が子みたいに、皮膚科で受診したい等、受診したい専門科目があるなら、ファストドクター。
診察に入室するまでは、難しいことはないのですが本当に機械的に事務的です。入室してしまってからの医師の方はとっても優しく丁寧でした。
普段使いの小児科の診察ならキッズドクター。
診察に入室するまでの、看護師の方とのやりとりが小児科に実際に病院にいっているようでしたし、とっても丁寧です。フォローが手厚いので受けていてとっても安心です。
最後に注意点
もちろんですが、どちらも「命に関わる緊急時」には利用できません。呼吸が苦しそう、意識がもうろうとしているなど、緊急性が高い場合は迷わず救急車か救急外来へ。
そして一応オンラインで口開けてください!と喉をうつしたりしますが、カメラでは限界がある。
そこは理解して、喉に白いぷつぷつがあるとか、喉が赤いとかは申告したほうがいいと思います。
また、「こども医療費助成」が自動適用されない自治体が多く、後日、領収書を持って役所で還付手続きが必要です。利用後は必ず領収書を保存しておきましょう。
ファストドクターは自分の診察にも使えますしね!
キッズドクターも花粉症の診察で私使いましたので、花粉症であれば大人も使えます